幹細胞治療は損傷を受けた組織や細胞を活性化させる

幹細胞が持っている能力と性質

幹細胞は、自己複製能と多分化能という能力を持っています。
自己複製機能とは、細胞分裂を繰り返し同じ細胞を作る機能で、多分化能とは他の細胞に変化しながら新たに細胞を作る能力です。
幹細胞は分化能が高く、細胞をコピーしながらその組織をキープする役割を果たします。
例えば、怪我などをした時に幹細胞が失った細胞に変化して傷を修復するのが骨折をした時に1ヶ月程度で新しい骨ができるのは幹細胞のおかげです。
幹細胞は体のいたるところに存在し、必要な役割を果たしています。
細胞の寿命は短く、大腸の上皮細胞は4日程度で生まれ変わりますが、ここでも幹細胞が新しい細胞に入れ替わる時に使われているのです。
幹細胞は他の神経細胞や筋肉細胞のように特定の役割を持っておらず、体のさまざまな細胞に生まれ変われるという特性を持っていることから、再生医療の現場の治療に使われています。
医療では、取り出した幹細胞を培養し、大量の幹細胞を移植することでより効果的な治療を行うのが特徴です。

幹細胞が用いられる医療現場

幹細胞が用いられる治療は、白血病の治療やアンチエイジングの分野まで幅広いです。
白血病の治療は、血液そのものががん細胞に侵され治療が難しいですが、幹細胞を移植することにより細胞が活性化し、新しい血液細胞を体内に作り出すことができます。
アンチエイジングでは、ほうれい線に幹細胞を注入することで、肌が活性化するとともにほうれい線が薄くなり、肌そのものを若返らせることが可能です。
直接幹細胞を移植する方法以外に、ヒト幹細胞を培養した時にできるヒト幹細胞培養液を使う治療方法があります。
ヒト幹細胞培養液には幹細胞そのものは含まれていませんが、たんぱく質などの成長因子が多く含まれており、真皮や表皮幹細胞で活性化し、老化の悩みを解決します。
幹細胞移植ができる医療機関は限られていて治療費は高額ですが、ヒト幹細胞培養液を使った美容液やコスメなどは多く販売されており、リーズナブルに入手することができるでしょう。

まとめ

幹細胞には、欠けてしまった部分やできた傷を修復する自己複製能と他の細胞に生まれ変わる分化能があります。
これらを活用すれば、今まで治療が難しかった白血病などの治療に有効です。
再生医療は、美容分野でも多く取り入れられており、しわや肌質を改善する治療が行われています。
幹細胞移植のほかに、幹細胞を培養する時にできるヒト幹細胞培養液を利用した美容アイテムも登場していて、幹細胞がより身近な存在になってきました。

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